間違い易い野草中毒について
今朝のニュースで、またもニラと水仙を間違えた食中毒が話題になっていました。
以前某公共放送局テレビの四国ローカル番組で、視聴者と山歩きをしてハーブティーに出来そうな野草を解説し、摘んで現地で頂く、という企画への出演依頼が来たことがあります。
恐さを知っているので、とても私には無理、テレビや図鑑で見て、同じと思ってもそっくりで毒性を持っている植物もあるし、ましてや、一度一緒に山歩きをして見ただけの人が記憶に頼って口にするのは危険だから、とてもお引き受けできないし、そういう危ない企画はやめた方がいいですよ、と進言したことがあります。 しかし、既に企画が進んでいたようで、誰か紹介して欲しいと言われたので、この道の大権威松井教授をご紹介しました。ご紹介した旨をお電話すると、私とほとんど同じ反応で、そういう危ないことはやめた方がいい、とのご意見で、お断りになったようです。
しかし、これからは何があるかわかりませんし、サバイバルの智恵として身近な植物の利用法を身につけたいと思う方も多いと思います。
そこで、どうしても食べてみたい、飲んでみたいという方は、いろいろなところで採集するのではなく、決まった場所で、過去に採集して食べたことがあるとか、他の方が採集して食べているとか、そういうところから採集することをおすすめします。とはいえ、突然の変異や交雑も無いわけではありませんが。
そして、キノコも同じですが、一度に沢山食べたり飲んだりせず、最初は一すくい舐めてみるとか、少量から様子を見ながら取り入れていただきたいと思います。
これはお庭のハーブでも同じです。ハーブだからどれでも食べられるというものでもありません。園芸店のラベルも、最近ではポットにホッチキスで止めていますが、そうでないと、老眼の方などがポットから抜いて見て、違うところに戻したりすることもあるので、ラベルと植物が一致していないこともありますので、ローズマリーだと思っていたのに、ラベンダーだった、という笑い話はよくあります。まあ、ラベンダーの葉は少々飲み食いしたところで中毒を起こすようなものでもありませんが。
慣れている人からすると、匂いが違うのに間違わないだろう、と思いますが、双方の植物をよく知っているから、匂いや手触りの違いがわかるので、あまり知らない人にとっては、現物比較ができないと違いがわかりません。
どうか、大切なお身体、そして人生。慎重に植物とおつきあいくださいね。
【2017/05/17 11:45】 | herb | page top↑
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